全身のバランスを取っているのは顎なのです

何度も歯の治療をしたのに良くならない、いくつも病院を回ったけれども原因が分からない不調がある。そのようなときには咬み合わせが関係している可能性があります。

咬み合わせ治療

人間は二足歩行をしていますが、実は二本の脚で立つことはバランスを取るのが非常に難しいのです。

顎は、筋肉で頭蓋にぶら下がっているだけの1kgほどのものですが、これがバランサーの役目を果たして人間は立っていられます。逆に言うと、顎が正常な位置から少しでもずれてしまうと、身体全体が歪みいろいろなところに影響が現れてきます。

顎のずれ、咬み合わせのずれで生じるお悩み

咬み合わせのずれで生じるお悩み顎がずれているために正しい状態で歯が咬み合っていないと、一部の筋肉だけに強い負荷がかかってしまいます。この状態が慢性的に続くと、肩こりや頭痛、腰痛など、さまざまな症状が現れてきます。

主な症状
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・首筋の凝り
・背中の痛み
・目の痛み
・手足の冷えや痺れ
・便秘
・下痢
・生理不順
・無気力
・うつなどの不定愁訴


当院が行っている咬み合わせ治療

【矯正治療】咬み合わせ治療
矯正というとお子さんがするものというイメージがありますが、咬み合わせ治療としての矯正は大人の方に対しても有効です。装置をつけると人目が気になるという方がいらっしゃいますが、最近は目立ちにくい矯正装置も多くあります。当院では正しい診断をした上で、最新機器を使った最適な矯正治療をご提案いたします。

【補綴治療】
歯ぎしりや食いしばりその他の原因で、歯が欠損したために咬み合わせが悪くなっていることがあります。そういう場合には、失った歯を補うための補綴治療を行います。従来からよく行われている入れ歯治療、ブリッジ治療の他、インプラント治療も行っております。

【スプリント療法】
スプリントとは、顎関節症の治療に使われる透明なマウスピース状の装置です。患者さんの歯型に合わせてスプリントを作り、これを寝ている間(症状によっては日中も)に付けていただくことによって、就寝中にかかっている過度な緊張を和らげていきます。患者さんの負担も少なく、歯ぎしりや食いしばりの予防も期待できます。

歯ぎしりと食いしばりについて

歯ぎしりと食いしばり歯ぎしりは、誰もが眠っている間に無意識にしているものです(音が出ない歯ぎしりもあるのです)。また、食いしばりは起きているときについついしてしまうものです。しかし、無意識でしているものだから気にならないからといって、そのまま放置してしまうのは危険です。

これらは「プラキシズム(口腔内悪習慣)」と呼ばれ、お口の健康にとっては決していいものではありません。それというのも、プラキシズムによって歯に過度な負担がかかると、異常にすり減ったり、割れたりする他、ときには周囲の骨を溶かしてしまうこともあるからです。

また、プラキシズムは歯周病を悪化させるリスクを高めるともいわれています。歯ぎしりや食いしばりがあると顎の位置もずれやすくなるので、顎関節症や睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。

プラキシズムの影響を知るためにも、まずは受診してみてはいかがでしょうか。

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